◇ 窖窯(アナガマ)製作記録 平成18年8月中旬から、約4ヶ月かけて窖窯を自作しました。ブログには窯作り時々の事を書きましたが、ここレポート風に纏めておきました。。 ※この窯の形式は正式には穴窯ではなくて半地上式単房登窯ですが、備前の呼び方に従ってここでは窖窯とします。 |
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○ 窯床 窖窯は山際の傾斜地を利用して作るのがベストですが、用地がないので土建屋さんに傾斜地を作ってもらいました。 |
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○ 窯床を掘る 図面を見ながら窯床を掘り下げましたが、8月の暑い中で大変です。 3日間かかりました。 |
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○ 窯床基礎レンガ張 地土から並型2枚の厚さに基礎になるレンガを積んでいるところです。。 |
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○ 窯床基礎レンガ張・2 階段状にレンガを繋いで積んで行きます。土管を利用してロストルの空気口を作っています。 窯床基礎が出来るのに約2週間、かかりました。 |
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○ 窯壁レンガ積 ウド部分の窯壁を中古大型レンガで作っています。円形を角形のレンガで作るために隙間が出来ますが、キャスターで埋めています。 ※キャスター/アルミナセメント+骨材で出来たキャスタブル耐火物 |
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○ 窯壁レンガ積・2 色々なレンガを組み合わせて窯壁を作っています。 壁の厚さはレンガ1丁半(約35p) |
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○ 窯壁レンガ積・3 窯壁が出来ました。 窯壁作りは約10日間かかりました。 |
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○ 水平煙道アーチ 窯本体と垂直煙道(煙突)を結ぶ水平煙道です。 間にダンパーを設置するために2回に分けてアーチ構造の天井部分作りました。アーチ掛けはクシ型と呼ばれるカマボコ状の内型を作っての作業です。 |
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○ 窯床張 窯床基礎の上に、やや大型の窯床レンガを張りました。このような構造にしておけばおけば窯床レンガが傷んだ時に張り替えるのが簡単です。 |
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○ 窯内型 窯の天井部分を作るための内型を竹でカゴ状に作りますが、まず竹の張りを利用して窯のカーブを決めてゆきます。 これで窯の形が決まりすので全体を見て慎重に作業を進めてゆきます。 |
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○ 窯内型・2 縦に竹を入れてゆきますが、鉄筋を結束する結束線とハッカーで結束します。 煙突側からウド側に向かって竹を組んでゆきます。 竹は表を外に向けると捻れますので裏を使うのがミソです。 |
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○ 窯内型・3 内側から木材で突っ張り、斜交いを入れています。竹にはインパクトドライバーを使いコースレッドでネジ止めしていますが、しっかりと止まるので便利です。 型内部に入れる構造にしましたので、まだやや不安定ですが、レンガを積み始めると突っ張りを増やしました。 |
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○ 窯内型・4 これで窯内型の完成です。 マユのような形ですが、この上にダンボールを敷きながらレンガを積んで行きます。 窯内型作りは竹切り作業も含めて、4日間かかりました。 |
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○ カガミ カガミ(入口)のアーチ構造部分です。クシ型を作り、横セリレンガの2重構造です。 入口は80pとやや大きくしました。 |
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○ 天井 内型に添ってどんどんレンガを組んでゆきます。 |
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○ 焚口 横焚口も作ります。 |
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○ 天井・2 高くなり、脚立の上に歩み板をかけての作業です。 レンガは縦落(T型)を使いました。 |
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○ 天井・3 天井アーチ部分の縦落レンガ1丁厚で、T-1とT-2の組合わせで落ち具合を調整して作ります。 |
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○ 天井・4 いよいよ高くなり、足場丸太を鉄柱に縛り、歩み板をかけ、上に乗ってレンガを積みました。 |
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○ レンガ組終了 窯本体の耐火レンガ組は終わりました。 なんだかアンコウか、ナマズの様に見えます。 |
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○ 内側 レンガ積が終わった後、窯内型の竹組を取り外し、はみ出たモルタルを掃除しました。目地切れや、食い違ったレンガはありましたが、概ねうまくできていました。 中古レンガや、置き古しレンガを使ったので遺跡の様に見えます。 |
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○ 上土塗 レンガ組の終わった窯の上に、壁土屋に特注した土(山土50%、断熱モルタル50%、スサ入)を塗ります。 天井部分は断熱のためにレンガ厚(6.5p)の厚さに塗りました。 塗ると言うより、敷くという感じです。 半乾きになったところで木槌で叩き締めて出来上がりです。 |
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○ 本体完成 窯本体はこれで完成です。 盆休みや、用事で休んだ日もありましたが窯を作り始めてから、107日目です。 |
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